交通事故被害者の会

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自転車を恐れるようになった祖父

祖父が交通事故に遭いました。後ろから自転車で追突されて頭を打ってしまったのです。

しかもその自転車、スマホを見ながら走っていたというではありませんか。あまりにも酷すぎます。

祖父は周りにいた人の助けもあって、すぐに病院に運ばれました。近くに病院があったのは、本当に良かったです。

頭を打ちはしましたが出血もなく、だからといって中がやられているということもありませんでした。たんこぶはできていましたが、それで済んだのは良かったです。体のどこかに異常もありませんでした。

ただ、別のところに影響が出てしまいました。自転車を、酷く怖がるようになってしまったのです。

もちろん、ちゃんと自転車に乗っている人はたくさんいます。それでも、自転車そのものが怖くなってしまったのでしょう。

自転車が走っていると傍目から見たら大袈裟なくらい避けるようになりましたし、スマホを見たり音楽を聞きながら運転している人を見たら、怯えたような目で見るようになりました。

祖父は、何も悪くありません。そんな乗り方をしている人が悪いのだと思います。ただ、何も悪いことをしていないで普通に走っているだけなのに露骨に避けられたりしたら、きっと嫌だと思うのです。だけど、祖父のことを考えたらある程度は仕方ないのかなとも思ってしまうのです。

DATE:2016/09/15